のっけからですが、駅名で「東西南北、新」がアタマにつく駅名ってアレですよね。たとえば、昔の武蔵野線とか、この5文字と公営ギャンブル御用達駅とったら、ほとんど何も残らなかった、みたいな。
その余波がターミナル駅の出口名にも及んでいますよね。東西南北はまあオーセンティックだからいいけど、「新」がくせもの。「新南口」とか。どこやねん!とひとりツッコミしたくなる新宿とか渋谷とか。
これみたら身構えなければいけません。昔からある出口概念は捨てて、新しい、別の場所に行くんだと自分に言い聞かせないと時間の測定ミスをします。
長い前置きになりましたが、これを痛感する出来事があったのです。
そう、新宿高島屋。駅に直結とか言っても新南口とかもうほとんど代々木。それをうっかりたかをくくって、待ち合わせに15分遅刻してしまいました。
時計とにらめっこしながらやっと到着したのが、COVA SHINJUKU TAKASHIMAYAです。
打ち合わせで利用したので、前情報ゼロ、そもそもお店自体把握していなくて、まったく違うところに行ってしまったのですが、入店してみてびっくり。土曜午後イチの店内はとてもゆるやかな時間が流れており、マダムっぽいひとでたくさん。
とっさにアウェイ感度検知器の針がmaxに触れました。
いやな予感。ヤバいかも。
同席者を見ると、すでにケーキセット&ティーをオーダーしており、配膳すみでした。画像はありませんが、見るからにおいしそう。それにこのテーブルと店内の雰囲気に合ってる。
わたしも、合わせるべきかと思いました。アウェイ感を克服!みたいな。
しかしそれはできない相談でした。数分メニューをじっと見つめましたができませんでした…。
だって、南口から10分近くさまよってやっとついてへとへとなのに、そこにケーキはムリです。バリスタがいらしても、コーヒーもムリです。ごめんなさい。
ということでお願いしたのはモレッティ。
普通のモレッティなのですが、この時間のこの空間では少々違和感がありました。
でも歩いたあとはやっぱりビールです。nothing but beer☆
本来のこのお店の使い方ではないと思いますが生き返りました。ありがとうございます。ごちそうさまでした。
(2015年3月)
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