電話で特典予約が作れるようになった!
カタール航空はまあ上位クラスのサービスがよくてたまにセールをすることでそこそこの地位を保っていますが、ロイヤリティプログラムに関して言えば、以前ほどの激安運賃や魅力的なキャンペーンもなく、貯まったマイルの出口戦略がとても立てづらいプログラムになっています。
かくいうわたくしもマイルはあってもデバリュエーションやら、オンラインどころか、電話でも受け付けないという予約のとりづらさからなかば諦めてしまうという状態でありました。しかし、このたび、ベンさんのサイトで、カタールが悔い改めをして、コールセンターでまた特典予約の受付をするということを知りました。はっきりとStupidとののしるレベルで全世界的にダメなプログラムでしたが悔い改めするならばまたかまってやってもよいかというところでしょう。
そして、よく見ると、メールも来ていました。
かいつまんで言うならば、「お客さん激オコだからcontact centresでまた特典予約の取り扱い復活するね」とのこと。東京に電話すればいいんじゃんってちょっと喜びました。
しかし、受付時間も限られているので、他に楽ちんな方法はないかとググってみました。すると、某マイル系の老舗サイトがヒットしまして、予約の条件やら方法を書いてあるのですが、「???」というカンジでルールも間違っているので、カタールのマイルで、特典を取るやり方を記録しようと思います。
(もちろん、その老舗サイトに対して何の感情もないです。disったりしていません。そして、わたくしがそこに書かれている情報を訂正して差し上げる必要もないです。ほんといちいち注釈付けないと五月蠅い読解できない人いるから予防線だよ。)
手順を書いていきます。
カタール便の場合
webでリアルタイムの特典用空席情報が表示されて予約できます。往復、片道可能です。基本、セグメントごとに予約しますが、バックワードでなければ通しで空席が表示されることもあります。(例:NRTDOHBKKはダメです、と言われますが、NRTDOHCDGは空席表示されることが多いです。)
基本、エンバーゴはありませんが、直近は、ほとんどの日程で、ダブルマイルという姑息な設定になっています。心折れずに、根気よくダブルマイルじゃない時を探したらよいです。
希望に合うものを見つけたら、予約そのものは大丈夫です。システムの使い勝手は悪くないです。
提携航空会社の場合
俺たちのJALもワンワールドで提携会社になり、過去に電話で受けてくれたときはめちゃ重宝しました。しかし、ルールが変って、ウェブのリアルタイムでの空席情報ではないものを使って入力して、人力で予約記録を作ってメールで回答が来る形式になりました。それがめちゃ不評で、先に述べた悔い改めをしました。
しかし!
このコンタクトセンターという言い方がくせもので。電話があるオフィスがすべて取り扱うわけではないようで、東京支店では何もできません。中国、香港にはコンタクトセンターがありますが、日本にはないので、結局電話なら国際電話、あるいは旧形式のウェブからのリクエストになります。
今回、そのウェブを使って予約してみて、なんとなく見えてきたこともあるのでそれは後ほど。
ルール
ここが老舗サイトに書いてあることがかなり???です。提携航空会社の予約は次のルールでいきます。
- 単一航空会社でのみ旅程が組める(カタールとのコンジャンクションもNG)
- 1旅程4セグメントまで
- ストップオーバー不可
- オープンジョー可
- 出発日の4日前にリクエストが完了していなければならない
となっています。かなり自由度が低いです。複雑な旅程はあきらめて、単純往復か片道で使うものと心得ていた方がストレスが少ないです。ワンワールド特典のような特典航空券は発券できません。ひとつひとつ航空会社ごとに発券します。
未確認ですが、ストップオーバーは不可でもトランスファーはウェブ表示されるものであれば可のようです。
オープンジョーに関して言えば、シングル・ダブルオープンジョー両方とも出来そうですが、その旅程はwebからはリクエストできません。キャリア運賃のような国・地域しばりはなさそうな印象です。離れすぎてると無理かとおもいますが。
ひとつ日本人にとってすごく大きなことですが、カタールはJALとJTAを別会社とみなしている節があります。つまり、往路JAL、復路JTAというのは、別々に2枚の航空券切れ、と言いそうです。すると、かかるマイルが当然増えます。どこに境界があるのか、そのルールがイマイチ見えてきません。これは説明しても理解してもらえないので、自衛するほかありません。
ウェブから予約方法
クロームなら普通に動作しましたがappのほうが信用できそうなのでappのスクショで。
① ログインして、ダッシュボードをあけます。
② Redeem my Qmiles/Qcredits をえらびます。
③ Redeem on partner airliensえらびます。
④ 情報を入れてフライトをリクエストします。
時間帯などの希望があれば、コメントを添えておきます(ただし、読んで処理してくれるかどうかわかりません)。
⑤ 入力が終わると登録したメールアドレスにOTP(ワン・タイム・パスワード)が届きます。数字5ケタかな?そんなかんじのが届きます。それをappに入力すると予約リクエスト完了です。
⑥ 調子がよければ、ドーハ時間(日本より6時間ビハインド)の翌営業時間で処理され返信がきます。だめなときは2泊3日です。KULタッチできちゃいますね()。
⑦ 予約がとれれば、必要経費および発券期限も知らされます。同時に必要マイル数も口座から差し引かれます。発見期限を過ぎると自動的にキャンセルになります。支払いはカウンターでもできると思いますが、クレカでさくっとやるのがよいかも。PayPalも使えるようですが試したことはありません。
ウェブから予約問題点
- 時間がとにかくかかる
- 回答受領後、変更等がメールを通じて行なえない。融通が利かない。電話か再リクエストになる。
- 片道か単純往復しか予約できなさそう
- JALに関して、aviosでの特典空席表示よりも絞っていて、空いてないといわれることが多い
がすぐ気付く問題点です。逆に言うならば、単純往復であれば、オトクなところもあるので嘆くばかりではないな、というところ。その点は見えてきたので、まあ、けなすほどではない。
中途半端にマイルが貯まった場合
激安でヨーロッパ2往復か3往復すると1万Qmileくらい貯まると思いますが、その際は、TPMで1,000マイルにおさまるJALで使えるので良いかと思います。たとえば羽田那覇(968TPM)、羽田大分往復(998TPM)などは結構極めていていいカンジかな。
その分もなかったらもう捨てていいのではないでしょうか。
まとめ
どうあがいても世界レベルで使いづらいマイルです。そこはもうあきらめて。今から手を出すのは、よほどおもしろいグローブトロッターのようなキャンペーンでもない限りおすすめしないです。
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