HYATTのBest Rate Guaranteeが変りました
何気なくみていたらハイアットのベストレートギャランティー(BRG)が変っていました。2019年4月16日から変っていて、すでに日本語サイトでも対応しています。どう変わったのか読めばわかりますが、簡単に説明していきたいと思います。
日本語のサイトはこのあたりをご覧ください。
結論からいうと
旧)BRGは承認されると、発行日から1年有効の50USD相当のクーポンがもらえました。
新)BRGが承認されると、ライバルサイトで出ている安い料金に揃えてくれます。そしてそこからさらに20%オフ、あるいは、ワールドオブハイアットのボーナスポイント5,000ポイントがもらえます。(2019年4月16日より)
となりました。。つまり、過去はBRGが承認されてからMAX1年あとを引きずっていたのですが、いやいやそういう面倒なことじゃなくて、すっきりその場でカタつけようぜ、というスタイルになりました。
過去のBRG
さんだばは1回やったことありますが、笑いがでるくらいすぐにOKがきました。それで、値下げをしてもらい、対象となる滞在が終了すると50USD相当に使えるクーポンコード(英数字の長いやつ)が記載されたメールが届きました。結局うだうだしててそれは使わないまま有効期限を迎えてしまいましたが、流れとしてはスムーズでした。
では、4月16日からすでに適用されているBRGはどういうの?
こちらはタムコンを読んでいただくとわかりますが、大まかな流れは今までと同じです。
① hyatt.comで予約後、24時間以内に、客室に関し同等の条件のもと、安いものがあれば、そのエビデンスとともにオンライン、あるいはコールセンターに申請する。
② その申請が許可されれば、ライバルサイトの値段まで下げ、かつ、そこから20%オフ、あるいは、5,000ボーナスポイントを付与する。
これが骨格です。20%オフに関して、すでに決済が済んでいる場合は、ハイアットが予約を取り直して再請求してきます。5000ポイントに関しては、滞在終了後72時間以内にアカウントに「ボーナス」ポイントとして付与されます。
そこから気になるのは細かいルールとどうやったらオトクになるか?いや、損をしないですむか?そこで日英両方のタムコンを読んでチェックしてみました。次にまとめていきます。
BRG詳細ポイント
一つ筋が通っていることは、申請を許可するしない、その時どういう風に判断するかはハイアットに権利があるということを強調していることです。一貫しています。
BRG対象になるものは、同条件の客室(room only)の商品のみ。
このあたりは、矛盾をはらんでいますが、たとえば、ライバルサイトで朝食付きのパッケージがあり、それが、hyatt.comで販売されている客室単体レートより安い場合でも、条件が異なるのでBRG対象に原則はなりません。
他サイトのほうがもっとトクやんけ!と言ってもそれは原則だめです。
同条件というのは、客室が同じ属性(部屋の種類のみならず、階数や眺望も含まれると思います)、同じ予約・解約条件、同じチェックイン・チェックアウト、および、同じ滞在日数のしばりであるということです。1ミリでもちがったらダメ。かつ、一般のウェブ上に公開されているものでなければなりません。
原則とあるからにはそうでないときもあるかもしれません。パッケージになっているものの内訳がはっきりと出る場合は考慮の余地があるかもしれないというニュアンスをわたしが勝手に捉えました。そのあたりは運用がはじまってみないと何とも言えないでしょう。
対象ホテルのチェックイン時間の最も早いものの24時間以上前に申請しなければダメ
ギリギリになってはいけないということです。これは他社もおなじようなクライテリアでやってるので、違和感はあまりないですが、そのホテルが受け付ける一番早いチェックイン時間にあわせているのでギリギリの場合は注意が必要でしょう。
申請1件は1室に対してのみ、かつ、1泊につき3申請まで
わたしのように「ぼっち」旅には関係ないですが、家族旅行の場合、1泊で2部屋使う場合などありますよね。その際、2室分を1件として申請はできないという意に解釈しました。これは2件の申請として勘定しますよ、ということだと思われます。
かつ、1泊につき3回まで申請ができる。これはわたしの個人的に好きでない「わからんちんの担当が出たら電話切ってやり直せばいい」「いったんBRGにNOがきても取り直してやればいい」という層に対する抑止力になるのではないでしょうか。ただ、英文では「may」と表現しているので、性根のよい顧客にはよくしてくれるのかもしれません。
まだまだ続きますが、すごくヲタクっぽく長くなりそうなので、どこと比較したらBRGにマッチする料金が出るか、という話をいったんはさみたいと思います。そこで比べるとよいホテルサイトのアフィリリンクをはります。ちなみにわたしがBRGゲットしたときは、expediaからひっぱった料金でマッチしました。似たようなところをチェックするといいとおもいます。「とらべるこから見たら」という意見もありますが、とらべるこで価格的に安いものは、hyatt.comと同じ条件で販売していることが少ないので、むしろ、ホテルに特化しているものを探すほうがよいという印象です。よかったら参考にしてください。
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BRGによるリワードは1滞在につき1つしか選べず、いったん選ぶと変更できない
これすごくいいですよね。どんだけヘンテコなクレーマーがいるのかめっちゃ想定しているように思います。そう言った意味ですごくいい。
まず上記のように、1泊に対し3申請までに限定し、このルールで、連泊を分解してBRGを取りに来る輩(え?わたし?笑)をうまく動けなくしようとしています。当然どの日にリクエストをしたか履歴が残っていると言うことだと思われます。しつこくしないでね、の表れでしょう。
そして、3泊するとして、1泊目、2泊目、3泊目をそれぞれ分割してBRG申請しても、これは1滞在とみなす可能性がありますよ、リワードも1滞在には1リワードしか付与しないと述べています。ポイントならば5000ポイントのみ、割引なら3泊のうちの1泊となりそうな雰囲気です。
一方、3泊パッケージをhyatt.comでもライバルサイトでも同条件のもと販売していて、ライバルサイトが安い場合は、3泊分に対しての1リワードと考えるように解釈できるので、この場合は3泊ぶんに割引が適用される印象です。ポイントは5000ですが。
ただし、このあたりは、流動的に変わると思いますから、利用の際はまずチェックをしてみましょう。
為替が異なる場合はハイアットの裁量で計算します
どの為替レートを用い、どちらの為替に揃え比較するのか明記されていません。たぶん、USDに揃えるのでしょう。そして、どの為替レートを用いるか、それはハイアットの裁量です。
その上で、申請するのですが、用いる為替の差で「いける」と思ったBRGが通らないこともありえます。もちろんその逆も。その場合でもハイアットは容赦なくNOという権利をもっていると述べています。
また、大切なことですが、もし、ライバルサイトが安くその価値を為替で換算した結果、3%1%しかhaytt.comから安くならない場合(例;ライバル9799円で売ってる、ハイアット100円で売っている)は、BRGを許可しないとあります。ちょっとくらい安くてもしらないよ、ということですね。(2021年2月訂正しました。ひさしぶりにサイトを見たら3%になっていました。)
つまり、落胆しないためにも、回数制限にかからないようにするためにも、ハイアットのBRGは多少準備してから申請するほうがよいでしょう。急がばマワレ、みたいに。
BRGで泣かないようにするためのコツ
では、うまくいくためのコツは?と考えてみました。3つかあげてみます。
hyatt.comにてBRGしたいならばキャンセル可のものから探す
え~、高いじゃん。それよりもキャンセル不可のほうが安くなる~という声が聞こえて来そうです。
それでもあえてキャンセル可のものから探す理由は2つあります。
一点はBRGが否認された場合のダメージを少なくするためです。否認されても、キャンセルすることができるならば、自由度が残っています。そのホテルに泊まるのであれば、値動きをみながら再予約することもできます。
もう一点はキャンセル不可料金には条件が付いていることが多く、BRG申請の比較となるものがライバルサイトで見つかりづらい、ということにあります。細かい条件が付くほど、まったく同じ条件のものを他のサイトで探すことが難しくなります。細かい条件がつくものであればあるほど、あっという間に3回申請終わっちゃいます。結果うまく行かないと言うことになりがちなので、キャンセル可のものから探すようにしてみましょう。
表示されている料金が税抜か税込か把握しながらBRG対象になる料金を探す
単純に表示されている運賃のみで比較するのではなく、まず、税込表示であるかどうか把握した上でチェックしていく必要があります。ここ間違えると涙目。いくら申請してもあしらわれてしまいます。
申請は英語で、エビデンスをつけておこなう
電話と時差の問題もありますが、米国が営業時間内であるならば、オンラインにて、スクリーンショットをつけて、英語でコメントをつけて申請してしまうほうが早いです。そして、スムーズに進みます。
英語もこねくり回した日本語をグーグル翻訳するのではなく、簡単に書けばいいと思います。 比較対象のライバルサイトの通貨と、自分が取った予約サイトの通貨が異なる時は、「どの換算レートを用いて計算したか」も書き添えたほうがより通じやすくなります。日本語サイトで安いものを見つけた時も、数字はしっかりと述べて同様に換算レートも明記したほうが早いです。(英語の例も書いてもいいですが、ドヤするほどでもないのでとりあえず割愛。)
まとめ
BRGは細かいルールは各社異なりますが、おさえるべきツボはほぼ同じ。ハイアットは5000ポイントもらうとめっちゃおいしいところもありそうな気がするので、マメに見ていきましょう!!
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