悲報!HRTの料飲部門縮小!
早耳さんたちは結構前からご存知だったようですが、先日駆け巡ったハイアットリージェンシー東京料飲部門の大幅縮小ニュースは衝撃でした。
そのなかで最も目が当てられないのが満一歳を迎える前に、終了ノーティスが流れてしまった1階にあるブラッセリーヴィッキーズではないでしょうか。
2020年2月14日、苦難の足音がひたひたと聞こえてくる中オープンし、かなり長い間稼働できなかった悲しい生い立ち。そして、短命。ああ、諸行無常。
そのヴィッキーズでは、昨年末からいちごをフィーチャーしたアフタヌーンティーを提供していました。1月頭に告知を見て、結構すぐ訪れて、わたしとしてはとても楽しくいただきました。その記録を。

村田さん家のいちご
いちごアフタヌーンティーは、茨城県鉾田市産の高級いちご「村田さん家のいちご」という特別ないちごを使ったアフタヌーンティーです。
こちらの村田さん家のいちご、銀座千疋屋、ペニンシュラホテルなど有名どころにも使われてる確かな品質のようです。

その確かないちごを使ったアフタヌーンティー(4,400円コミ)のメニューはこんな感じ。


ドリンクもまたいちごを意識したものを含む内容になっています。

いちごなので、いちごミルクからはじめてみました。すぐにセイボリー、スイーツが提供されます。



ビジュアル的にもかわいらしい内容です。しかし、皮肉なことに、強く印象に残る内容は、いちごをフィーチャーしたものよりも、セイボリー各種(カナッペ、クロックムッシュ、ロワイヤル)とアメリカンビスケットのマスカルポーネクリームだったということ。どれもかなりおいしい。
それはシェフの腕が確かであることに他ならないとおもいます。加えて、いちごは、ビジュアル訴求力が高いので、お味のすごさが相対的には印象に残りづらいのかな、ということなんだとおもいます。実際、スィーツのほうもどれも愛らしくおいしく、ペロッと完食してしまいました。
総合点としては、派手ではありませんが、かなり評価できるとおもいます。

ただ、あえて、ちょっと一言加えるならば…。
宿泊していたので、ふらっと予約なしでお席を作っていただきました。が、まあ背景もあるでしょうが、そこそこにぎわっている割には、活気に欠ける感じはありました。お茶のケアに関してはやっとこ及第点という感じ。悪くないけれど、もっとがんばれるよね、という。まあ、たまたまわたしが訪れたタイミングだけかもしれません。それに士気が下がるその背景はじゅうぶん理解します。ですので、「あえて」です。まあ欲張ったらきりもないし、状況考えると、じゅうぶんではあります。
今後はどうなる?
では、ここはクローズしてしまうと今後どうなっていくのでしょうか。
現時点でもアフタヌーンティーは3月28日まで土日祝のみ予約制・120分制限となっております。
しかし、2日前までの予約で、若干セイボリーの内容を変えたものが、テイクアウトできるようになっています。詳細はこちらをご参照ください。
また、vicky’s終了後は、アフタヌーンティーは2階(ロビー階)のCAFFEに引き継がれるようです。(その他、ペストリーショップで販売されていたものも、CAFFEに引き継がれます。)
まとめ
コロナ禍では、生き残るために、伝統の精神は残しつつもカタチは変えざるをえない状況のようです。裏話が聞こえすぎちゃうと、ちょっと萎えちゃいますが、どうであっても、自分にとっては「お初なハイアット」であったことは変らず、好きなホテルであるので、耐え抜いて、また、いちごアフタヌーンティーのようにかわいいおいしいものをどんどん世の中に出していってほしいです。
Vicky’s (洋食・欧風料理(その他) / 都庁前駅、西新宿駅、西新宿五丁目駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8
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