◎機内食 HNDFUK JL F 昼食 JUL15

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ウィーンへの旅の始まりは、別途購入した羽田福岡のFです。

このフライトは個人的には忘れられないフライトになりました。

と言っても機内食のメニューはもう忘れた(笑)何が忘れられないのでしょうか。

座席は1Aでした。搭乗するとすぐにJAL的レトロ笑顔な白服さんが満面の笑みで挨拶をしてくれました。

旅慣れた(笑)わたしは、「テンピュールの枕、お願いします」とかちょっと知ってますポーズをとりますが、まあ、そんなのたいしたことないですし、所詮、キャビンにいるワンノブゼムでしかないことは十分にわたしも心得ています。

なので、その白服さんのねっとり系のgreetingも軽くかわし、さらに、白服さんが実はわたしに縁のあるお名前であったにもかかわらず、それは軽くスルーいたしました。入れ食い的に絡んでいくのも恥ずかしいし、意味なく絡んでいくPAXってダサイじゃんw

それに絡まなくても窓の外観たら、すぐに美しい富士山が見え、なんだか気分爽快。

機内食も美しい。

ほんと、箱飯やめて、見習えっ(以下自粛

菓子もなんかもうクッキーみたいなの飽きるし。お願いしますよ、青。

この上品な和菓子も見てくださいよ。

埋められない差を感じます。

基本わたしはお恥ずかしながら、フィッシュ系は敬遠しますが、この日のはおいしそうにみえたので、おそるおそるいただいてみるとおいしかったので、結構堪能しました。

飲み物は資生堂の青汁。長命なんとかってやつかな。それも意外といただきやすくて、さらに気分爽快。

食事も堪能し、お菓子は持って行こうかな、と思っていたら、食事を下げにきた白服さんが

これ、おいしいんですよ

アピールをしてくださって、「はいはい、ありがたく頂戴しますね」、とトレーからはのけて、そこで、間際に買った「ことりっぷ」を取り出して、そろそろ予習でもしないとな、と目を通そうかな、と考えていたのです。

この白服さん、トラディショナルJALの乗務員さんっぽいんですね。動きがイイし、常に満面の笑み。そこまでしなくてもって、青組の方は「うざい、ムダ」とおっしゃるような立ち居振る舞い。

そういうの気になりますよね。ガン見したいし、絡みたい(笑)

でもまあ、ことりっぷの予習があるので、さほど気にかけることもなく、お菓子をしまって、実際に本を手に取ることに集中していました。

わたしにしたら珍しく、ポストイットも持参しており、行きたいなぁと思うところにチェックしていたら、ふと人の気配を感じたのです。

顔をあげてみると、白服さんがわたしの本を覗き込んでいるんです。

ここから、事態は動きます。以下、中年女性2名の会話をお楽しみください。

白:「ん~、どちらに行かれるのかなぁ、って思ってぇ。」

さ:「ウィーンです。初めてなんです。」

白:「そうなんですかぁ。行ったことある場所だったら、お役に立てるかと思ったのですが、ウィーンは行ったことないです。うらやましいわぁ。(うらやましいと言いつつ、怪訝そうな顔。だけど笑みは絶やさず。)」

さ:「あっ。わたし、マイルの修行してるので、カタール航空の福岡発着にして、そのために、今これに乗って、すぐに福岡はタッチで、羽田に戻るんですよぉ。恥ずかしいッスよねw」

白:「あっらぁ。そうなんですか。わかります、わかります。(ぶんぶん首を振りながら)そういう方たくさんいらっしゃいますよねぇ。」

さ:「そうなんですか!でも、なんか、笑っちゃいますよねw」

白:「いえいえ、そんなことありませんよ。乗っていただけるのはありがたいんですぅ。じゃあ、あちらで、さっきのお菓子、ちょっと小腹が、ねぇ、そんなときにどうぞ召し上がってくださいねぇ。」

さ:「いろいろご親切にありがとうございます。あの、実はですね。白服さんのお名前、わたしの旧姓なんですよっ。なんかそれで親切にしていただいてご縁感じちゃいますぅ。ヨーロッパも初めてだし(ウソ)、すごく不安で(ウソ)いたんですけど、なんかすごく幸先の良い旅行になりそうでありがたいですっ。」

白:「あっらぁ~!さっきもね、あっち(=Yキャビン)に乗務している者がね、同じこと言って来たんですよ。旧姓シロフク(註:実際のお名前)です、って。ということは、このフライトには、3人のシロフク(註:実際のお名前)がいるってことですね!!(満面の笑み)」

さ:「そうですねぇ。なんか、偶然ですね。ご縁感じますねw」

白:「もしかしたら、羽田に戻られるのもこのフライトかもしれませんよ。お待ちしていますからねっ。」

と、時間にして数分。ありがたいやら、恐縮するやら、周りに聞こえてたらちょっと恥ずかしいやらですが、おかげさまでニコニコ笑いが止まらなくなりまして、この先の不安が消えた次第です。

福岡から羽田に戻るフライトはわざと1本あけたので、実際は白服さんとはここでお別れでした。降機の際は、会釈&目配せで、なんか愉快な人だなぁと思ったのですが、帰りは違うクルーでした。

しかし、この濃すぎる偶然、実はここだけでは終わらないんです(笑)それはまた別の機会にお伝えしますが、ほんと、悪いことはできないと思いました。と、同時に、「ネタ」ができたぜ、とほくそえんだのはここだけのヒミツですw

ということで、帰りは、クラJで爆睡して羽田に戻りました。カタールの羽田ドーハは日付が変わってからの出発ですので、羽田到着後はターミナルを移動して、チェックイン等を済ませたりしました。

(2015年7月)

このシリーズのダイジェスト版はこちらです

コメント

  1. SECRET: 0
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    旧石垣空港が無くなる前に石垣詣でをしていましたが、本州からの違う区間で前日と同じクルーに拾われ面白い?思いをしました^_^;
    ホンッと悪いことはできませんよね(笑)

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >おおたかの両津さん
    はい。ほんとに!悪態ついたり、マイルの話を隣席のひとと声高にしたり絶対だめですよねぇ!(笑)

  3. white より:

    SECRET: 0
    PASS:
    うざくて無駄な、JALが好きな中年女3号です(^_^;)
    いかにもJAL、な出来事ですね。
    私もその会話に入って、笑顔で会話してみたいです(笑)

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >whiteさん
    是非一緒に!白、さ、wh、という3人組ですねw
    絶対に中高年女性にはANAは冷たいと思いますよ。マジでw

  5. クレア より:

    SECRET: 0
    PASS:
    さんだーばーどさん
    国内線で食べるって行為あまりしたく泣くて赤青両方乗ってクラスJが一番お気に入りです*\(^o^)/*あと素敵なBBA好きなので飛行機の先頭に乗りたがります(≧∇≦)

  6. ティアラ より:

    SECRET: 0
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    赤も青も体験しての、自分に合っている心地いい飛行機って何かなんですね。
    体験していないと、片方が悪くていいとか、他の人の感想で揺らいじゃいます。
    自分が心地良ければいいし、それを知るにはいろんな航空会社体験するといいのでしょうね。

  7. momo より:

    SECRET: 0
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    >ほんと、悪いことはできない
    昔の彼女にばったり・・・。
    私「まだ飛んでるの(イヤミ)?」
    元カノ「今日はお連れ様はご一緒じゃないの(ニヤリ)?」
    こんな会話が。。。
    私じゃないですよ~(爆)。

  8. SECRET: 0
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    >クレアさん
    国内線では食べないんですか?!!
    貧乏根性なんで、食べて文句言ってるわたしですw
    ステキなBBAは圧倒的に赤のほうが多いですよね。てか、青はあんまりBBAがいないから。

  9. SECRET: 0
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    >ティアラさん
    ティアラさんは青ダイア達成が一番ですよね!
    来年は赤も挑戦してみてくださいw

  10. SECRET: 0
    PASS:
    >momoさん
    私じゃないシリーズ(笑)
    でも、おそろしいですね!はたから見ると楽しいですけどw

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