【IST】イスタンブールの悲劇 本編 トンデモイスタンブール♪vol.6

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【TK】飛んでもイスタンブール♪恨まないのがルール♪ シリーズ

そして前回のお話はこちら。

やっとの思いでチェックインを済ませ、出国し、出発エリアに戻れたのでまずは有名なターキッシュエアラインズのビジネスクラスラウンジに行きました。

未レポですが、このラウンジ、12月に一度訪れており、とてもいい印象を持っていました。

ええ、でも、過去形です。

この時は違います。ラウンジは悪くないのですが、もう環境があかん。

まず、ラウンジにたどり着くまで、出発ゾーンはもう地獄絵状態。お釈迦様が蜘蛛の糸を垂らす前の地獄ですよ。

そして、ラウンジに入ってみると、カウンターで予約についてもう喧々諤々なカオス。

わたしも、乗れなかったときに、「スタアラジー」ラウンジ直訴を考えたのですが、よかった、こんなカオスだったら、結局同じだ、と思いラウンジに入って行きました。

一息入れたいと思って席もゲットしました。空腹にもなったので、なにかいただこうかなとも思いました。

でも、なんか、もういいや、って気分。

疲れもあるけれど、複雑。

自分が席をもらったのは本当にうれしかったのですが、残りはもらえなかったし、ドイツスタアラシルバーはどうなるかわからない。もしかしたら、席もらえて、なんとなく、ラウンジにくるかな、なんて淡い期待はしたのですが叶わず。

ですが、知った顔もありました。

そう、逆ゲートピンポンされ、とにかく乗せろとシャウトしたスペイン人女性がいました。

さ:「(心の中)あら、彼女もどうにかどこかで席をゲットしたのか・・・」

と思いながらも、あらためて話しかける元気もなく、ただ、番長 と微笑み皇子 に、搭乗する便名を伝え、時間はよくわからんで、見計らってください、と他力本願寺にお願いしました。

さすが、バンコクが庭な漢 (と書いて、オトコと読むw)は、心強い快諾で、おれにまかしとけとおっしゃってくれました。なんか涙でそうにうれしかったよ。でも泣かないけどw

そこで俄然また力がでてきて(笑)、「これは一秒でも早く搭乗ゲートに行って、スタアラジーの優先搭乗で乗って、番号のある席に座ってシートベルトして動けなくなるのが勝ちw」とすたすたとラウンジを後にしました。

:..。o○☆゚・:,。:..。o○☆

搭乗口はもれなくカオスでした。わらわらと人はいますが、搭乗開始の様子が見える前から、優先搭乗の列に並ぶことにしました。もう、東阪でダイヤなのに10分前から並んで人にがちがちカバンぶつけまくる無礼なおっさんと同じッスよw 青組ですけどねw

恥ずかしいな、自分と思いつつ、ちょっと目をふせてみると、さっきみかけたスペイン人女性がいるではありませんか。

彼女、初見では、逆ゲートピンポンに逆上してましたが、実はなかなかの美人で、わたしの好みの顔なんですよw なんとか話しかけようと思ったら、そこに新たなドイツが登場です。

そいつの似顔絵がないのには理由があります。ドイツだん吉と一目で名づけたくなるくらい、車だん吉に似てるんです。似顔絵必要ないっしょ。

このだん吉が結構やっかいなんですよね。スペイン彼女にロックオンしていて、あーだのこーだの話しかけてるんです。

さ:「(小さな日本語で)だん吉のくせになにデカい顔して、スペインに話しかけてるんだよ。いやがってるだろっ。」

と、イラッとしました。実際いやがってるかどうかはわからないんですけどねw

あとになって、だん吉は早い段階からスペイン彼女に目をつけて、行動を共にして、バンコク行きをゲットしたこともわかったのでたぶんいやがってないみたいなんですけどねw

そして!

だん吉の搭乗券を見るとなんとビジネスクラスなんですよ。

インボラむしりとってるんですね。インボラって去年わたしが120回搭乗して1回しかなかったやつですよ。わたしにとってはツチノコ級に出会えないものなんですよ!!

さ:「え。スタアラジーのわたしが最後のエコ1席なのになんでだん吉が・・・orz」

と気分がさがっているところに、だん吉は、得意げに、スタアラジーのカードを見せながら、

だ:「こんなのなんの意味もないんだよ。これがヨーロッパのベストエアラインとかへそが茶沸かすぜ!」

とスペイン彼女やそばにいたモデル連れなデブロシアに一生懸命演説してるんです。だん吉、まちがいなく美人好きw

さ:「な、な、なんだとぉ。おれがギャラクシー乗りまくってゲットしたスタアラジーが何の意味もないだとっ!!」

と、首根っこ捕まえて問いただしてやりたいという衝動を抑えて(笑)、深呼吸して、だん吉のスタアラジーを見るとなんとそれはターキッシュ。

さ:「けっ。TKかよ。所詮、A3のあとのステマだろ、だん吉め。レベルがちがうぜ。ふん、よっしゃ、おれは純正スタアラジーだからノブレスオブリージュで許してやるよ。」

と体得したレジリエンススキルwでわたしは心を鎮めて、笑顔で、だん吉に向かい、

さ:「へー、ユーはどこでその席もらえたの?わたしのパーティーは4人全員がもらえたわけじゃないんだけどね。」

と軽くジャブをかましてみました(笑)。するとだん吉は、このBBA、英語しゃべるのか、という顔で

だ:「はじめ、ラウンジに行ったけど使い物にならなかった。だから、うんぬん・・・」

と、またスペイン彼女の方に向いて一生懸命演説を始めるのです。さらに得意げに、

だ:「責任者を呼んで名刺をくれと言ったら名刺もないと言って本当にありえない。」

と言うので、かなりイラっときて、とにかく、だん吉がスペイン彼女に話しかけるのを邪魔したくなって、

さ:「コンペンセーションはもらえたの?」

と割り込んで入っていくと、

だ:「そんなのないよ。ところでユーはベトナム人だろ?わかるよ。」

とかぬかすので、思わず右手に力がはいってこぶしむかっ振り上げるぞと思った時に、

シ:「オー、ユー、また会えたね♪」

と懐かしい顔があったので、力のはいった右手は緩まり、

さ:「ちがうよ、わたしは日本人よ。」

と笑顔で答えました。すると、スペイン彼女が、「オー、ジャパニーズ」と興味をもってくれたので、その場は和やかになったのでありました。

ありがとう、ドイツスタアラシルバー(笑)。

そこからは、懸念事項のバゲッジの話になりました。結論としては、バンコク到着後にわかるよね、でも、きっとないよね…、とここだけは意見が一致しました。

それから間もなく、搭乗開始となり、ドイツスタアラシルバーに、

さ:「グッドラック」

と言ってわたしはそそくさと搭乗しました。

たぶん、もう、2度と来ることはないだろう、イスタンブール、さようなら・・・。

ああ、でもわたしのスーツケースはどうなっているのでしょうか。。。

(つづく)

コメント

  1. momo より:

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    読み応えのあるレポートありがとうございました。
    ハラハラ・ドキドキで読ませて頂きました。
    「とりあえず乗っちゃえばこっちのもの」ですよね~!
    まだスーツケースが残ってましたね!
    私が反応したのはもう一つ!
    >モデル連れなデブロシア
    東南アジア、地中海、カリブのリゾートでよく見かけるんです。
    大抵の場合、それ専門のEscorts Service Agencyの美女なんですよwww
    スペインのCosta del Solの空港でプライベートジェットから美女たちがたくさん降りてきたのを目撃したことがあります。
    滞在中の某中東国王様ご一行に呼ばれた美女たちでした。
    因みに国内のホテルではそんな不釣り合いのカップルは「パパカップル」と呼ばれているそうですwww

  2. momo より:

    SECRET: 0
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    先ほどの投稿、内容に下品な点がありました。
    サンダーバードさん、読者の皆さんにご不快な気分を感じさせる内容でしたので差し障りがありましたら削除お願い致します。

  3. SECRET: 0
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    >momoさん
    ありがとうございます!遅レス失礼しました。
    この経験のおかげであっという間に一月が終わったように感じます!

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >momoさん
    無問題です!まさに、その場にいらしたかのようなピッタリな!

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