ハイアットとスモール・ラグジュアリー・ホテルズ(SLH)の提携ニュースが飛び込んできたのは夏あたり。いよいよ、本日ただいまより提携が開始されることがハイアットのサイトで公開されました。
あ、そういえば、関係ないけど。P&Cももうちゃんとサイトから予約できるようになってますね。やるじゃん、ハイアット。マリオット見習え。
さっそくベンさんのサイトでは情報公開がされていますが、ハイアット公式日本語版ではまだ情報が更新されていません。へなちょこ会員のくせに、某高級グローバリストクラブの軽い情報には負けたくないとニラニラしている(英国英語を話さない)さんだーばーど。GP時代からのおつきあい歴をいかして、情報の正確さや裏読みには自負がありますので、眠いですがまとめをしていこうと思います。
先に概要から書きます。結論から先に言う派です(キリ
- ハイアットのサイからSLHの予約が可能。スタート時は50+施設のみ
- 予約開始は本日ただいまより、宿泊開始は12月6日より
- ハイアットサイトから予約したSLHに関して同様のベネフィットあり
- 一部のSLHホテルのためにカテゴリー8新設
では説明していきます。
◆提携開始時はヨーロッパ中心50+施設のみが対象
対象施設に関しては後述しますが、ヨーロッパ中心の50あまりの施設が、ハイアットのチャンネルから予約できるようになります。
ためしに、適当なホテルと適当な日を選ぶとハイアットのサイト(ログイン前)からこのように表示されます。
いたって、他のハイアットと同じように見えますが、中央あたりに、
「12月6日以降の予約を受け付けるようになったYO」
と表示されています。
ふふふ。そして、今ここで言い添えるのもなにですが、同日同ホテル、SLHからチェックするとお値段は€201と表示されていました…。ここ覚えておいて読み進めて。
◆宿泊時のベネフィット
このようにハイアットのチャンネルから表示される施設を予約したSLHに宿泊をすると、
- 1USDあたり5ベースポイント獲得
ただし、宿泊にかかる部分のみで料飲等は含まれない - 上級メンバーに対するボーナスポイント獲得
- 有効な宿泊カウント獲得
- SLHメンバーに対して付与される宿泊の際のベネフィット付与
がなされます。
宿泊の際のベネフィットは
- 無料コンチネンタルブレックファスト
- 無料wifi
- アーリーチェックイン(12時~ 空き状況による
- レイトチェックアウト(~14時 空き状況による
- 1ランクのお部屋アップ(空き状況による
が、会員資格のレベルに関係なく提供されます。(施設による部分もあり)
スゴー。これ、SLHのサイトで予約するのと、ハイアットを通じて予約するのがお値段かわらんかったら、ハイアット通じたほうがトクっぽくみえますね。1回だけSLHに泊まるならハイアットから予約したほうがトクという現象がありえるかもしれません。
逆にいうと、上級メンバーと平はSLH宿泊の際は、ボーナスポイントがつくかどうか以外は、同じベネフィットとなるということで、某グローバリストクラブとしては痛し痒しですね。ま、ゼロサムゲームじゃないし、他人がどれだけベネフィットをえても自分が何を得るかだけに注目するのが紳士淑女のすることだから決して文句はないでしょう。
正式なアナウンスで確認する必要はありますが、SLHのアカウントを作成し、それとハイアットをリンクさせる手順は求められていないようです。複合キャンペーンがある場合はリンクが必要になるのでSLH宿泊予定があるならばとりあえず保険のように作っておきましょう。
ここで注意することは、SLHでの料飲など宿泊のコア以外の部分はポイントがつかない、ということです。「よーし、ベースポイント稼いじゃうぞ」とばかりにがばがば飲食してもポイントつきません。
さらに、タムコンを見ると、加算には15日はみろ、と書いてあり、予約したものを現地で変更したものに関しては確認のための日数がさらにかかるのでその点は承知しておけ、とも書いてあります。ですので、急いで宿泊数を加算したり、流動的な予定の場合は要注意です。
さらにもう1点。SLHは宿泊してもハイアット内で実施されている5ブランドで1泊プレゼントのカウント対象ではありません。「へへへ、SLHたくさんあるから全部ブランドでカウントされるぜ」とトラタヌやってたひと、はい、わたしです、残念でした。
◆ポイント宿泊もできちゃう
ハイアットのポイントを使って、SLHの宿泊もできるようになりました。それにともないカテゴリー8が新設されました。ちなみに今現在確認できるのはヨーロッパに8施設あります。リストでは表示されませんが、地図から確認できます。
それ以外のカテゴリーでもSLHの施設はありますが、ポイント宿泊に関して、「ブラックアウトはないが、対象部屋数は限定されるかもしれない」とただし書きがあります。
(追記)
ちなみにカテ8の宿泊ポイントは40K。スタンダードルームのみ。
タムコンをパッとみた印象ですと、「ポイント宿泊もできるけれど、ホテルによる部分もあるので、ハイアット施設と全く同じ扱いとはとらえないほうが無難」というカンジ。
◆じゃあ、どの施設がとりあえず対象なの?
これはベンさんのサイトでリストされてます。
Full Details Of The Exciting New Hyatt & SLH Partnership – One Mile at a Time
ここにコピペしますが、ひとつ都市名修整しました。
- Pangkor Laut Resort (Pangkor Laut, Malaysia)
- Villa Spalletti Trivelli Rome (Rome, Italy)
- Flemings Mayfair London (London, United Kingdom)
- Hotel St. Petersbourg (Tallinn, Estonia)
- El Lodge Ski and Spa (Granada, Spain)
- Nobu Hotel Marbella (Marbella, Spain)
- Dukes London (London, United Kingdom)
- The Capital Hotel & Apartments (London, United Kingdom)
- Tylney Hall Hotel and Gardens (Hook, United Kingdom)
- Alexander House Hotel & Utopia Spa (Turners Hill, United Kingdom)
- Ashdown Park Hotel (Forest Row, United Kingdom)
- Luton Hoo Hotel Golf & Spa (Luton, United Kingdom)
- Nira Caledonia (Edinburgh, United Kingdom)
- St. James’s Hotel and Club (London, United Kingdom)
- The Arden Hotel (Stratford-upon-Avon, United Kingdom)
- The Atlantic Hotel (St. Brelade, United Kingdom)
- Columbia Beach Resort (Limassol, Cyprus)
- Hotel de Orangerie (Bruges, Belgium)
- Archipelagos (Mykonos, Greece)
- Byblos Art Hotel Villa Amista (Verona, Italy)
- Ca’Sagredo Hotel (Venice, Italy)
- Elounda Gulf Villas and Suites (Crete, Greece)
- Grand Hotel Parker’s (Naples, Italy)
- Hotel and Spa des Pecheurs (Corsica, France)
- Hotel de La Ville – Monza (Monza, Italy)
- Hotel Le Strato (Courchevel 1850, France)
- Hotel Lord Byron (Rome, Italy)
- Hotel Vilon (Rome, Italy)
- Ketschauer Hof (Deidesheim, Germany)
- Les Etangs de Corot (Versailles, France)
- Magna Pars Suites Milano (Milan, Italy)
- Margutta 19 (Rome, Italy)
- On the Rocks (Santorini, Greece)
- Pietra e Mare Beach Hotel (Mykonos, Greece)
- San Antonio (Santorini, Greece)
- Sant Francesc Hotel Singular (Mallorca, Spain)
- Santorini Secret Suites & Spa (Santorini, Greece)
- Sesa Boutique Hotel (Kanali, Greece)
- The Margi (Athens, Greece)
- Theoxenia Palace & House Suites (Athens, Greece)
- Palazzo Vecchietti (Florence, Italy)
- Park Hotel ai Cappuccini (Gubbio, Italy)
- Relais San Lorenzo (Bergamo, Italy)
- Sikelia (Sicily, Italy)
- The View Lugano (Lugano, Switzerland)
- Aressana Spa Hotel and Suites (Santorini, Greece)
- Centurion Palace (Venice, Italy)
- Gaya Island Resort (Borneo, Malaysia)
- Lanson Place Bukit Ceylon (Kuala Lumpur, Malaysia)
- Liostasi Hotel & Suites (Ios, Greece)
- Palazzo Sant’Angelo sul Canal Grande (Venice, Italy)
- The Excelsior (Thessaloniki, Greece)
- The Sukhothai Shanghai (Shanghai, China)
- The Edison George Town (Penang, Malaysia)
なんだよ、期待してた日本ねーよ。まあ、ヨーロッパ、とくに地中海まわりにこれだけ増えるのはめちゃよいのかも。
今後の提携対象拡大スケジュール等は記載されていませんが、順次増えていくことを期待しましょう。
まとめ
速報としてかいつまんで書きましたが、お値段のことを考えると、
- 他に選択肢がない
- ハイアットのステイカウントが欲しい
- ハイアットのポイントが欲しい
という場合に、SLHのサイトでのお値段と得られるベネフィット(朝食タダはでかいかも)を比べて、ハイアットチャンネルからの予約がおすすめということですね。賢い消費者になりましょう。
コメント
情報ありがとうございます。
何処かの海外サイトで、「カテ8が出来るカモ」的な話が出てましたが、この件だったのですね。
アワード宿泊だと30000ポイントで、カテ7と一緒なんですね。
>Akanatさん
コメントありがとうございます。
はい、そのようですね。カテ8はSLHのためだったようです。便乗で現カテ7のハイアットのどこかが上がる可能性はゼロではないですが、今のところ純粋に追加されたもののみ。そしてカテ8アワードは通常のお部屋で、40Kポイントのようです。まだappは情報更新おいついていないかもです。